ネット解説 手揉製茶法
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【このページに出てくるお茶用語と解説】
焙炉(ほいろ)・・・手揉製茶に用いる器具。およそ高さ75cm×横160cm×縦幅88cm内外。
底部をやや狭めて梯形の箱状に木材で作る。揉み圧に耐えさせるように、
焙炉に載せる助炭との間には鉄棒・金網・鉄板を用いる。
内部を粘土で固め、炭火を用いるのが一般的だったが、今回の熱源はガス。
助炭(じょたん)・・・焙炉の上に乗せる木製の揉み枠で、底部に強靭な和紙を張ったもの。
葉振るい・・・手揉み操作の第一段階の操作。露切り、葉打ちともいう。
次の工程の回転揉みをし易くする操作。
回転揉み・・・手揉製茶法の一操作。蒸し葉を葉振るいして乾かした後、取り掛かる操作で、
初めは軽く迅速に回転し、だんだんと重回転に移り強く揉む。この強い揉捻によって
茶葉の細胞が破壊されて味が濃厚となり、煎出しやすくなる。
揉切り・・・手揉製茶法の操作の一つ。中火後の操作で、葉揃いしつつ揉み乾かす手使いで、
掌を前後に動かして、掌中の茶を固まらないように揉み落とす。
転繰(でんぐり)・・・手揉製茶法の操作の一つ。茶の形状を整え、とくに針状に伸ばすのが目的。
こくり・・・手揉製茶における最終の操作。茶の形を整え、光沢を良くするために行う揉み方で、
よく葉揃いした揉み葉を両手でしっかり握り、助炭上で左右の手を交互にお屈伸して、
掌中の茶をたくみに回転摩擦して仕上げる。
()内は所要時間
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茶葉 (1.8kg) 茶を蒸した後、真空パックに入れて 冷凍保存したものを使用。 |
こんにゃく粉でのりを作り、刷毛で和紙に 塗る。お茶を揉んだり転がす時にこんにゃく のりが一番すべりが良い。 また、和紙を丈夫にする。 |
焙炉(ほいろ)の下はこのようにガスで 火が入れられるようになっている。 |
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| 葉振るい(約40分) 右から小手に拾い、始め高さ50センチ 内外 から振るい落とす。 (高さは乾くにしたがい下げていく) 振るい形は、指先を巧みに使い、茶葉が 手前に廻るように振る。 |
茎が丸枠内のようにシワが出てきた頃 回転揉みに移る。 |
回転揉み<軽回転>(40分) 助炭一杯を使って左右に集散転換 しながら適度の圧力を加えながら 均一に揉む。 |
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| 回転揉み<重回転>(20分) 全部の茶葉を一団とし、回転幅を 50センチ内外に狭め、体重をかけて 練り揉む。 |
揉んでいくとこのような玉ができて しまいます。そこで、 |
玉解きという作業を行います。(5分) 指先を熊手形にして前後左右にかき混ぜ 続いて平手使いにして葉をほどきます。 |
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| 中上げ及び助炭整備(清掃)(10分) 茶を一旦焙炉から出しす。 その後助炭の縁からぬれタオルで水きり線を引き、火力を強火にしながら 助炭の茶渋が浮き剥がれるだけの水を張る。 しばらくして、中央の茶渋を指で軽く動かし、剥がれる事が確認できたら 絞ったタオルできれいに拭き、再度こんにゃくのりを塗る。 |
揉み切り(30分) 力を加えすぎて固まりが出来ない ように振り揉む。小指と食指面に 力を入れて締め、掌を前後に激しく 擦り合わせ、掌中の茶がもまれつつ 上下に飛び散るようにする。 |
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| 転繰揉み(40分) 初めは水分が多いので、葉揃いした茶を緩めに持ち、押して受け手を抱き合わせ、やや斜め左右に振り 動かしつつ掌中の葉が互いに擦れ合って回転し、3手使いで左に移動し、2手使いで元へ戻しながら手早く 散らす。(散らし回転) 乾きが進んだ茶を手の振りを小さくして、上乾きを防ぎながら散らし葉を減らし手首に力をかけて強く揉みこむ。(強力転繰) |
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| こくり(40分) 茶の向きを揃え集めながら両手で正面に縦型、山高に押さえ、前方に少し押し、 手前に残った茶を左側にあわせ、次に手前に少し引き、上に残った茶を左側から 合わせる。全体を横にし、握り手幅になるように三分し、これを一つに重ねて 両手で抱き合わせてもち、 指先を助炭面に接して1,2度軽く屈伸し掌中の茶を なじませてから左右の手を交互の屈伸 して掌中の茶を崩すことなく助炭上に置き、 この操作を繰り返す。 |
乾燥(120分) 周りに散った茶を整え、真ん中は放熱用の円形面(10センチ)を作る。 乾燥中、数回手返しをする。 |
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| 仕上がった茶葉 | お茶が入りました。 手もみ茶の淹れ方 3人分 茶6g湯250g 湯65℃:100ml 浸出120秒 |
茶の間の様子です。 |
<2005.1.9>
参考文献
・新手揉製茶法解説茶業ミニ事典 社会法人 静岡県茶手揉保存会
・新手揉製茶法 社会法人 静岡県茶手揉保存会
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